一昨日、ようやく新次に会えることができました。
観劇後、ふわふわしていたらあっという間に2日間経ってしまったわん^^
青山劇場2日目のソワレ、の前に・・・
AtoZカフェにて嵐友さんと早めの夕食をとりながらおしゃべり。
楽しいひと時をありがとうございました(私信)
コンサートは数回経験あれど、嵐の生の舞台は初体験。
しかも潤くんの舞台ということで、期待は膨らんでおりましたけど
その一方で、昔の舞台のことがちらほら話題にのぼるとちょっと心配に
なったりも・・・。でもね、大丈夫!年月は確実に彼を成長させてくれたはず!
そんな風に心を落ち着けて開幕を待っておりました。
埼玉公演が始まってからは、大きなネタバレのない範囲で潤くんの様子を
演劇評論家さんや潤くん大好きさんのブログ、フォロワーさんのお話などで
拾い読みしていたので、安心して当日を迎えることが出来ましたよ。
ネット社会って本当にすごいね。でも、情報過多にならないように
するのもひと苦労なんですけどね。
舞台当日はさすがに緊張。しっかり食事は取れましたけど
出かけるまでは何をしていても心ここにあらず。
嵐友さんと会ってやっと気持ちが落ち着いたのでした。
長く読んでくださるかたは毎度のことと笑い飛ばしてくださるでしょうが
純粋に舞台を観ようという気持ちと、イタイファン目線のハザマで揺れる
乙女心をどうかご理解頂き、読み進めてくださいませ(笑)
未だ脳内には新次の残像、発した言葉や鋭い視線がぐるぐる巡ってます。
生の潤くんを3時間、本当に濃密な時間で幸せでした。
以下、ネタバレありますので気をつけてくださいね。
それからアップ後に手直ししてる部分あります。
伝わり方がどうかなって、思うようなところもありましたので。
想いを文章にするって難しい。。
開演前から舞台上で、客席通路で繰り広げられるパフォーマンスに
一種独特な雰囲気を感じつつ、座席に座ると、やっぱり潤くんの姿を
探してしまいます。主役は開演後なかなか姿を現しませんでした。
どれだけの目が新次を待っていたことか・・・近隣の様子は
正面を見ていてもなんとなく感じるものですね。
いつもブログを拝見していた佐野あいさんを発見しました。
ひゃだ!って台詞や文章も表情も可愛らしいかたですけど
冒頭のダンスはストイックにやってらしたなー
その後自殺研究会の一員としてなんとも異彩を放っておられました。
佐野さんに限らず、異彩放ちまくっておりました方々多かったなぁ
潤くん、もとい、新次は痺れが来そうな頃合に登場しましたよ。
あの昔の車、なんていうんでしたっけね?その車体のてっぺんに
立って登場したときはびっくり。驚きつつも、何かもが吹っ飛びそうに
なるくらいのオーラーを放っていたので、その後幾度となくスポットライトが
当たっていなくても新次の姿を目で追ってしまう私でした。
寺山さんの原作、マリーさんの戯曲、さらには蜷川さんの演出を経て
提示されたものはやはり独特な世界。とにかく言葉の洪水を受け取るのに
必死になるので、休憩時間になったとたん、体中の緊張がどーっと
抜けました。観客にこれだけの疲労感を与えるということは、演者は
どれだけのエネルギーを消耗してることかと。しかも2回公演もあり。
加えてシャドーボクシングをしながらの長台詞に、死闘を繰り広げる
最後のボクシングシーンがスロー再生。映画なら普通に撮影したものを
スロー再生という手段があるけど(あしたのジョーでもありましたよね)
それを舞台で表現する過酷さったら。。
終演後、すべてを出しきった2人が紹介された時に会場から割れんばかりの
拍手が送られました。何度も何度も。
後半、ジャングルジムにて多くの出演者が新次を追い詰めていくシーン。
ベッドに仁王立ちしてから沸々とした感情を爆発させる一連のお芝居。
シャドーボクシングをしながら発する激情の言葉の数々。
ここの台詞はまさに自身の肉体をもって体現。説得力が圧倒的でした。
でもね、なぜだかここでつつーと涙が出てしまったんですよね。
自信にあふれ欲望をむき出しにする新次の美しさがなぜかすごく悲しくなった。
潤くんとリンクしたのかな、私の中で。
いや、お芝居が素晴らしかったので自然と出たのかも。自分でもちょっと
こうだからという説明がつかないので、不覚にも涙が出た、という感覚です。
(芝居や映画を観たり本を読んだりすることって、その人の眠れる
記憶を呼び戻したり、日ごろの抱えてる思いを改めて認識したりするものだけど
この新次の魂の叫びって、私にそういう感覚をもたらしたのかな・・・と
いつまでも余韻のある舞台、やっぱり凄かったんだよね・・・)
ストイックな、といつも言われるけどそうして気持ちを乗っけていく
作業をこつこつする人であり、積み上げて納得する人。
努力の上に彼自身が持つオーラがひとたび加わると、観る者を惹きつけて
やまない魅力になる。冒頭の登場から最後のボクシングシーンまでそれは
途切れることなく感じられました。
ここまで賞賛の言葉だけしか書いてない、かも知れませんが
気になる点もあったのですよ。
例えば、バリカンとの会話が少ないので、彼らの間に芽生える友情の
過程が少し薄く感じられたり、また新次が結婚しようと思った相手との
やり取りにも、わりとさっらとしすぎてるような・・・でも、そこは
新次の人との関わり方の演出なのかもしれない。
このあたりは、次回の観劇でまたじっくり感じたい部分ではあります。
バリカンを演じた小出くん、素晴らしかったです。ハードルの高いお芝居だと
ご本人も語っていたけど、丸めた背中に自信のなさをにじませて
吃音という難しい役回りに加えて膨大な台詞、短歌の朗読を淡々と
そして切々と、良く通る声で演じてらして実に良いお芝居でした。
2人の対比があっての、あゝ荒野でありました。
(最後の拍手は舞台上の潤くんはもとより袖にいらしたであろう
小出くんにも送らせていただく気持ちでした。2人で出て欲しかったなぁ)
ありがたいことに、オペラグラスの要らない座席でしたので
潤くんの鍛えた肢体(特に上半身や、腕の感じ)、表情、しぐさを幾度となく
目前で拝見でき、ほとばしるような生の声も、リング上の死闘のその汗も
すぐそばで受けたような感覚が残ってます。
客席に投げつけられた視線は見えない何かを見ているようで
その視線を目に焼き付けたくて瞬きもせずにずっと見つめてしまった。
印象に残ってるシーンは、ジャングルジムで新次が手を差し伸べて
バリカンを引き寄せたあとに、自分の手をじっと見るバリカンの姿。
新次への想いが感じられるシーンでした。
それから試合当日のたぶん控え室にいるシーンだと思うのですが
片目のコーチに肩をほぐしてもらいながらリングコートのフードをすっぽり
かぶって台詞をはく場面。私のところからその表情はフードで
見えなかったのですが、その口調から殺気が感じられたこと。
そして先に書いた死闘、そしてシャドーボクシングのシーン。
カーテンコールにこたえて何度も小走りに現れる潤くんの姿は
心地よい疲労感と達成感で凛とした表情であったこと。
私の見てる限りでは笑顔はなかったけど、きりっとした
その表情は主役として、座長としての責任感をすごく感じさせて
くれて頼もしい限りでした。
あ、もうひとつ!死闘を繰り広げるシーンでフードを脱いだら髪型が
変わっていました。リーゼントからナチュラルな感じに。きゃっ!><
それにしても今回ほど感想に苦労したことなかったかも。
書き足りないことはたくさんありそうですが(ひゃだ!まだあるの?w)
そろそろご贔屓さんのブログへ怒涛のレポめぐりをしたい思います。